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東方セリフ蒐集所

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2024'04.29.Mon
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2009'12.04.Fri


夢と現実は違う。だから夢を現実に変えようと努力できる。
だから――子供達は笑う事が出来たの。
さぁ、目を覚ますのよ。
夢は現実に変わるもの。
夢の世界を現実に変えるのよ!


夢違科学世紀より、蓮子のセリフ。
蓮子とメリーの時代には夢と現は同一のものと見なされ、夢は一種の虚像として
生理現象の中に組み込まれてしまっていた。
すなわち主観こそが真実であり、「客観的に見て明確な真実が存在する」という考え方は
前時代的なものになりつつあった。
夜の胡蝶が自分なのか、昼の人間が自分なのか、この時代の常識では
どちらも自分であった。

主観こそが真実である世界では夢と現実は同一のものとなり、
子供たちは笑わなくなった。

しかし蓮子は主観が絶対である事を否定し、上記のセリフをメリーに話す。
そして二人はメリーが見た夢の世界(幻想郷?)を真実にするために、
入り口を探すのだった。


メリーことマエリベリー・ハーンと宇佐見蓮子は様々な考察がなされています。
幻想郷はメリーの夢説、メリー=八雲紫説、などなど。
果たして二人は幻想郷の入り口を見つけられたのかどうか。

そろそろこの二人の新作CDがほしいです。

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無題
話の本筋そのものとは関係がありませんが、元々キリスト教(というか西欧の旧来的感覚)では、「客観的」よりも「主観」な方が正確だったんですよね、そういえば。
というのも……
神の行い・考えは人間の理解可能なレベルを超越しており、それらを感覚したり、それらに近づく唯一の方法こそ、神への祈り(「神様すっげー」とか「神様いいなー」と驚嘆すること)だったわけでございまして、
そういう事が出来る人間は特別であり、そういう事をする事は最も素晴らしかったのでした。
この事を理解した上で……
そういう人間の心の中としか関係の無い事、内在的事実に基づく事、「主観的」な事。
心と全く関係の無い事、ただ存在しているだけで神と全く関係の無い外在的事実に基づく事、「客観的」な事。
これらを見ると、キリスト教神学的にはどうも主観的な事が正しい、というのが自然な選択らしいですよ。
確かにデカルトやフッサールらへんも主観的な事実を元に哲学を……ブツブツ


神主が考えていたことではないとは思いますが、「主観が正しい」という考え方は現代日本の考え方からすると面白いものがありますね。
masuo: 2009.12/05(Sat) 01:30 Edit
Re:無題
>これらを見ると、キリスト教神学的にはどうも主観的な事が正しい、というのが自然な選択らしいですよ。
>確かにデカルトやフッサールらへんも主観的な事実を元に哲学を……ブツブツ

コギトエルゴスムとかそのへんですね。フッサールは・・・現象論でしたっけ?
あるいは預言者であるとか。確かに「誰にでも」という客観的な思想が「西洋的」となったのは近代な気がします。
そして未来では絶対的な真理よりも観測者が重視され、「主観が正しい」という考え方が広まり、相対的に皆が正しくなる、というわけですね。
そう考えると、昔の真理は「一部の人の主観」だったけれど、未来の真理は「観測者それぞれの主観」へと変化したのではないかと思います。
2009/12/05(Sat)
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